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機種の選定 ONKYO

  大手電機メーカーが撤退するにつれ、もはやオーディオ機器の定番メーカーとなったONKYO。
  ミニコンポではその高級感と落ち着いた音が評価され、人気がある。
  AVアンプも例に漏れず、根強い人気がある。ただ、他のメーカーに展開されている、定価5万円程度の製品に対抗する
  モデルは若干割高感があり、予算が限られている場合は最初から選択肢からはずれてしまう。
 

TX-SA578
定価71400円と、他社のエントリー機より2万円ほど高い分、7.1ch、アップスケール機能装備など、性能は充実している。
  HDMIリンク機能、ARCなど最新のHDMIの機能も搭載し、基本的な部分もしっかり押さえてある。
  しかしながらiphone接続機能はなく、3.5mmジャックによるアナログ接続のみ。
  iphone接続機能は譲れないので、あえなく候補から除外される。
  すでに後継のTX-SA579が発売されているので、3万円前半の処分価格で売られている。iphone接続機能がないのは残念だが、
  この価格であれば十分お買い得な製品である。
  

TX-NA579
  オンキヨーが満を持してリリースした2011年の新製品エントリー機。私がほしいiphone接続機能、HDMIリンク機能を併せ持ち、
  さらにはdlna機能やリモコンアプリにも対応しており、さすが最新機種だけあってネットワーク機能は充実している。
  エントリー機ながら7.1chである上、インターネットラジオの「radiko.jp」にも対応しているなど、魅力は尽きない。
  アップスケール機能も他社より一歩進んだ4k(3840x2160)に対応するし、オンスクリーンディスプレイにも日本語で対応。
  2011年モデルでのおすすめといえば、ズバリこの機種となる。まだ発売されて間もないため、価格が高めではあるが、
  搭載している機能を考えると4万円を切れば十分お買い得といえる。一方で、ネットワーク機能に興味のない初心者には
  少々オーバースペックなので、その場合は他社のエントリー機種を購入し、スピーカーに予算を回したほうがよい。


TX-SA608
  3段のダーリントン回路など、ピュアオーディオの設計技術を転用しアンプとしての基本性能に重点が置かれている。
  一方で機能面ではTX-NA579が発売されてしまった現状では、ネットワーク機能もないし、USB接続もない。   
  iphone接続が必須条件の場合は魅力が薄い。逆に音質に重点を置く場合はアンプの基本機能にコストが十分かけられている
  本気は強みとなるだろう。雑誌のベストバイに選ばれるだけの実力はあるし、購入者のレビューを見ても
  ほかのアンプに比べ一歩上を行っている印象がある。魅力的な付加機能が充実しても、音そのものがプアでは結局飽きてしまい
  使わなくなる。そう思えば、はじめに音質に定評のあるTX-SA608を購入するのが結局のところお得かもしれない。


TX-SA609
  上記TX-NA579とTX-SA608の機能をすべて併せ持った、オンキョーの最新機種。買っておけば間違いないというくらい、基本性能、
  付加機能申し分ない、エントリー機種らしからぬ高レベルの機種。予算に余裕があり最新機種がほしい人は、第一に候補に挙がる。
  iphone接続機能、ARC機能、リモコンアプリ機能、7.1ch、オンスクリーンディスプレイ、アップスケール機能、DLNA機能、
  インターネットラジオ機能、6系統のHDMI入力とまさに全部いり。
  唯一、AirPlay機能が搭載されていない点が、他社は首一皮繋がったといったところ。
  売るほうも売りやすく買うほうも買いやすい製品。あれこれ悩むならこれだろう。
  FM/AMチューナーは搭載されていないのは盲点だが、radikoやインターネットラジオがあるので、欠点とはならない。
  残念ながら価格は高めで5万円台前半。